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エロう、すんまへん@

ご無沙汰(?)してます・・・・

先ほどバクダン母さんが田舎に帰り、なんとなく寂しいようなのんびりしたような・・

で、ブログに向かいました。

さて、昨日何気なくNHKのBS2を観ていたら、
『マーロン・ブランドの全て』
とかいうドキュメンタリー映画をやってて、途中から観ました。
実は、アッシはブランド物にはあまり興味ないけど、
ブランドさんは好きなんです!
あの若い頃の親分肌でブイブイ、ムンムンしたエロ(色)気・・・・
中年になると、人間国宝級の円熟エロス??@
生まれつきですか???ああいう色気は。。
とにかく役者としても男としても、半端じゃない存在でした!
一度会ったら「そのエロ気」に男女共々参ったとか。

ジェーン・フォンダいわく。。
「彼は当時の夫のことを『あいつのどこが良いんだ?』とズバッと聞いてきて・・
返答できなかったの。。(破局の前)ハッとしたわ。
彼は人の虚栄や嘘をすぐに見破る天才だったの。」

ベルナルド・ベルトルッチ監督は
「ラストタンゴ・イン・パリで初めて彼に会った時、
全くボクの顔を見ないで下を見ているんだ。
『そんなにボクが信用できないんですか?』と思い切って聞いたら
『君の左足の貧乏ゆすりがいつ止むか、見ていたのさ!』
だって!!(笑)」


他にもスコセッシ、ジョニー・デップ、アル・パチーノ、ジェームズ・カーンなどなど・・
次々色んな人がブランド氏との思い出を熱く、おかしく、語っていました。
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         『ラスト・タンゴ・イン・パリ』・・・ブランドの素顔が一番出た映画

彼は大変女好き。
興味を抱くとその手を両手で取り、目を見て話す。。
手を握りながら瞬時に下半身まで見抜いてしまうような獣っぽさ。。
つまり手握りだけで女性を昇天(?)させてしまったとか。。。
それに、話題豊富で楽しくお茶目。
ぎりぎりまで真顔で話し、最後にニッコリ笑顔を見せる絶妙なタイミング☆
女優の誰もが認めるドンファンだったようです。

しかし、女好きなだけでなく、ユニークな演技も色々な人々を夢中にさせました☆

そうそう、彼はセリフを覚えずに撮影に臨む方法をよくとったそうです。
「状況や心理を把握して、あとは至るところにセリフを書いておく。
すると、まるで言葉を探しているみたいでリアルな演技ができる。」
な~~~るほど・・・
実際、話をする時って、言葉を選んだり、「間」があります。
こういうのはマーロンだからできる!許される!!
凄い役者なのに、
「芝居するのが大嫌いだ。」
と言っていたとか。
ゴッド・ファーザーの頃は落ち目で、映画会社は彼の起用を反対したらしいけど
頬に綿を詰めてカメラテストにやって来た彼を見て
「ゴッド・ファーザーそのものだ!!」
と皆、驚愕したんだって!(しかもあの声)
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      このフイギュア、欲しい~~~~!!

晩年は息子の殺人罪逮捕や、娘の自殺など・・
哀しいものを沢山抱えていたけど、
タヒチの島を買い取り、自然児のような生活をしていたマーロン。。
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亡くなった時、アメリカではほんの小さな記事しか出ませんでした。

彼の独自の演技法や天衣無縫な生き方・・・・
映画界に大革命をもたらし、人種差別反対運動に燃え、
今の俳優の「手本的存在」で神様みたいに憧れられていますが、
本当は寂しがりやだし、飽きっぽいし、子供みたいに無邪気で・・・
それでもやっぱり人を魅了するエロティックな男でした☆

どんな映画に出ても目を奪う、面白い大物俳優・・・・
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           『キャンディ』のスケベでおバカな祈祷師役


懐かしいな。。
by mokkori_mattari | 2010-01-05 14:06 | 映画・演劇