上辺だけの付き合い・・・『パレード』

先日、夜、一人で三軒茶屋まで
『パレード』
を観に行きました。
一人で夜歩きなんて、ほんと、久しぶりでワクワク(笑)しました。

■2010年・日本
■監督 行定勲
■ 原作 吉田修一
■ 脚本 行定勲
<出演>
藤原竜也 (伊原直輝) 、 香里奈 (相馬未来) 貫地谷しほり (大河内琴美)
林遣都 (小窪サトル) 、小出恵介 (杉本良介) ほか

<あらすじ>
映画会社勤務の直輝(藤原竜也)、イラストレーター志望の未来(香里奈)、
フリーターの琴美(貫地谷しほり)、大学生の良介(小出恵介)たちは、
2LDKマンションで共同生活を送っていた。
それぞれが不安や焦燥感を抱えながら、怠惰な共同生活を続けていたが、
男娼のサトル(林遣都)が現われたことで変化が起こり始め……。
        シネマトゥデイ抜粋
e0169157_17131359.jpg


ネタバレ注意↓



<感想>

う~~~~~む・・・・・
終わったら、鳥肌・・・・・・・な映画でした。
なんだろう?この寒気は・・・??
”世にも奇妙な物語” な後味です。
ホラーでも刑事ものでもないけど、身近っぽい怖さ?
希薄な人間関係の、「ま、どうでも良いし~~」的な怖さにゾゾッとしました。
出演者は皆好演!!
Mr.普通
と私が勝手に呼んでる小出恵介は、相変わらず普通の青年ですが、
いやはや・・濃厚なベッドシーンもやってます。
でも・・・唯の野獣っぽい成り行きSEXなので、感動も何もない・・という顔が良い。

ちりとてちん
の貫地谷しほりは、終始鏡を見て化粧したり、ドラマを観ている退屈な女の子。
昔から付き合ってる男が売り出し中の役者になって、待つ女なのです。
これまた、彼女にしては珍しく濃厚キスシーンをやってのけてます。
意外と大人~~~!!板に付いててびっくら@
繊細なのに何となくつかみ所の無い雰囲気も上手く出してます。

藤原達也は・・・・・ラスト、やっぱり藤原っぽい壊れた演技@@@
あ!!ネタバレしちゃう~~!!
でも、私個人の意見としては、もう少し意外性のある役者にやって欲しかったな。
だって、いかにも・・・・なんだもん。
もしかして、小出がこの役やった方が怖かったかも・・?

で、この作品で出色だったのが、香里奈林遣都!!

香里奈の役はゲイバー好きで姐御肌と思いきや
幼い頃”父親が母親を無理やり犯す場面”を見てトラウマを抱えています。
が・・・・レイプ系のビデオを毎晩こっそり観ている女性です。
なんなの!?それって・・・・・
観ている顔の異様さ・・・・・・・・やばい!
ビデオを消されてしまった時の怒りも・・・怖すぎ!!
良い演技してました!

林くんは・・・ついこの間まで「おぼこい俳優」だったのに・・・
ひょえ~~~~!!!!
オールヌードでモデルになったり、
自涜行為をやったり・・・・汗汗::::::
魔少年っぽく、妖精っぽく、すべてを見透かす笑顔。。
こんな怖さを涼しげに演じてました。
男娼役だから覚悟はしてましたが、そういう行為は無かった・・・(残念?)
そんなのも、きっと求められば、思い切り良くやったでしょう。
う~~~ん!良い役者になりそう!!

現代人の
<表面は友達。でも実は、何にも思ってなくて、揉め事も起こしたくない>
という感情が上手く描かれた作品です。
だから、はじめのうち、観ていて
「友達ごっこ風」なストーリーに違和感が多少ありました。
でも、だんだん進むうち、それぞれの「闇の部分」が見えて
しかも、最大級の「闇」を抱えた藤原に対し
「本当は知ってたけど、まあいいじゃん。」
な怖さが戦慄だったのです。
原作読んでないですが、本当は知らないのかもしれないけど
「皆、知ってたでしょ?」
という、林の一言が、ぞぞーーーーーーーーーっ!!!
と来る、なかなかの心理的ホラー映画なのです。
監督、上手いね。

小さな作品でも侮れない映画でした。
[PR]
by mokkori_mattari | 2010-07-03 17:54 | 映画・演劇
<< Wカップ・優勝予想。。。 ただいま発育途上人・・・・ >>