『ブラック・スワン』

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◆ストーリー
ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ポートマン)は、
元バレリーナの母とともに、その人生のすべてをダンスに注ぎ込むように生きていた。
そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってくるが、
新人ダンサーのリリー(クニス)が現れ、ニナのライバルとなる。
役を争いながらも友情を育む2人だったが、
やがてニナは自らの心の闇にのみ込まれていく・・・

◆キャスト
ナタリー・ポートマン、バンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー

◆監督:ダーレン・アロノフスキー
◆2010年アメリカ映画
◆上映時間:108分
◆映倫区分:R15+





<感想>

猛暑の中、仕事前の自由な時間をなるべく楽しみたくて、日比谷まで観に行きました。

おおっ!!平日は年配の女性で賑わってるう~~!!
女性は元気ですなあ~~~(って、あっしも女性か・・・)
で、感想なんですが・・・・・・・
はっきり言って、生理的にあまり好きじゃない映画でした。
バレエ・・特に『白鳥の湖』はかつて森下洋子・清水哲太郎コンビで鑑賞し
思わず涙が出てしまった大好きな演目(?)です。
期待はしていなかったけど、バレエシーンがイマイチ・・・
主演のナタリー・ポートマンはそれなりに頑張っていますが決定的に体型がバレリーナではない。
でもそれは仕方ないとして、肝心のバレエに対する「気品」「優雅さ」が
なんか作品では感じられず、
黒鳥を踊るには「男性を惑わすエロス」がなければ・・という一点に拘っている。
う~~~~ん・・・・
◆男性ともっとエッチすれば女らしくなる?
◆母親離れしなければ大人のプリマとして駄目なのか?
◆リリーの方が誘惑的に伸びやかに踊れるけど、絶対譲れない!

など、主人公の心の葛藤は自傷行為やら、レズビアン、殺人の妄想まで引き起こし、
ついに今までの自分から脱皮する。
シンプルなストーリーで飽きさせない個性的な演出は買います。
この作品は一般的人気というより、マニアックな人気なら分かります。
例えば『羊たちの沈黙』がそうであったように、非常に好き嫌いが分かれる映画だと思います。
なのに、こんなに『羊・・』同様、ここまで人気なのは、
アカデミー賞がらみってのもあるでしょうが
主人公が内向的で気弱な性格で
それがプリマに抜擢されることで、究極にプレッシャーを抱え、
そこから逃げずに、妄想まで起こしながら自己の弱さと闘うからなんでしょうか?

つまり、たまたまこれはバレリーナの話ですが、
一人の女の自立と、ヒロインという立場の孤高なあがき、
実力が伴っていないというもどかしさ、

が強く残るからかもしれません。

レズシーンやオナニーシーンは、個人的には要らない気もしますが・・・
あと、痛々しい皮膚の傷や、その傷をべろ~~って剥がしちゃうシーンもイヤじゃ~!!!
これはもう、趣味の問題ですかね?
鏡や、後姿などを効果的に用いた手法は、『シックスセンス』っぽくて
ぎゃーーっ!!!っと驚いたり・・・
これは良かった!好きです。

そうそう!!
ウィノナ・ライダーが更年期プリマと言われる可哀相な役で出てました。
どこか病んだやさぐれた憐れさがとても良かった!!
あまり老けてないけど、落ちぶれ感が最高。
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それと、振り付け師?コーチ??
ヴァンサンさんが、奇妙なお顔で、誰かに似てる~~~って考えて・・・
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あっ!!!民主党のお爺ちゃん議員
渡部恒三に似てる!!!!

と閃いた瞬間、彼のHな言動さえおかしく思えてしまった~~@@
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とにかく、癖の強い、迫力のある作品であることは間違いありません。
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by mokkori_mattari | 2011-06-29 11:32 | 映画・演劇
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