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「バカ!」の意味するもの。

いや~~!朝晩、めっきり寒くなりました@
みなさん、お元気ですか?

私はただ今減量真っ只中です。
少し痩せたよ~~♪(毎朝のホットヨーグルトとプーアール茶で)

さて、母の認知は相変わらずで、時折介護士さんや家族に

「バカ!」
「バカ野郎!」
「早く食べさせろーー!!」

などと元気一杯、暴言(?)を吐きます。

そんな時、
「バカじゃないでしょ!?」
「そんなこと言っちゃ駄目よ。」

なんて言うと余計
「バカ!」
と言います。

しかし、認知症の感情というものは、かなり確かなもので
「バカ」
などの暴言の裏には
■積み重なった不快感情や、
■自分を否定されて傷ついた負の感情が残ってしまっている為
と言われています。

そこで、
「うん、ホント、私ってバカだよね~~」
「そうか・・・バカだったか・・・ごめんね。」
などと応えると、とたんにじっとこちらの顔を見て、
「うん。」
と納得した顔で、次にニコッと安心した顔になる母。。。
自分の気持ちをどこかで受け止めてもらえたという安心感が、認知の症状を和らげます。

施設では介護士の仕事がハードでしかも人手不足。。
だからついつい初心を忘れ
「そんなこと言っちゃだめ!」とか
「そんなものありません!」
なんて認知症の人の声や行為に頭から否定してしまう人もいます。
実際、大声で否定し、寝かせてしまう若い介護士を目の当たりにしたこともあり、
自分の母に対してでは無いにしても、つい
「そんなに否定したら認知が進んでしまいますよ!」
と言いたくなりました。
ああ・・・辛かったなあ・・・・
今度そんな現場を見たら、お節介でも、言っちゃうぞ~~!!

母は毎週家族が必ず訪ねて来るから、まだ幸せなのかも?

認知症でも、しっかり感情というものがあり、
嫌な事は健常者以上に心身の根っこに残ります。
きちんと受け止め、例え有り得ない言葉を言っても、
ユーモアで応えてあげるのは介護の基本です。
だからごっこ遊びが好きな人が介護をするのは、とても良いそうです。

「バカ!」
に込められた認知症の心の深層を受け止める。。

否定されない認知症の人は、症状が軽くなる。。

それを踏まえると、母との時間がこれまで以上に大切に思え、
また、楽しくもなりました。
by mokkori_mattari | 2010-10-27 11:21